アクアシール
アクアシールシリーズ
■特徴
1.浸透性・吸水防止性
・コンクリート等の躯体表面に塗布するだけで、内部に浸
透し、コンクリート表層部に撥水層(吸水防止層)を
形成します。撥水層は優れた吸水防止性を発揮します。
2.透湿性
・躯体内部に浸透したアクアシールは毛細血管を塞いだ
り塗膜を作らないため、透湿性に優れています。
3.劣化因子浸入抑制
・コンクリート躯体内部への水の浸透を抑制することによ
り、鉄筋の発錆や凍害、塩害、アルカリ骨材反応などの
劣化現象を抑制します。
4.防汚性
・吸水率を低減させることにより雨水とともに侵入する
塵、ほこりなどの汚れがつきにくくなります。
5.意匠性保持
・浸透性のため、躯体の意匠性(素材感)を損なうことは
ありません。
6.白華抑制機能
・撥水層が水の移動を1/10に低減させることにより
躯体内部からの白華(エフロレッセンス)の析出を抑
制します。
7.シーラー機能
・塗装や仕上げ材の下塗り(シーラー)として使用する
ことにより、躯体内部からのアルカリ水等による塗膜
のうき膨れやハガレの現象を低減します。
アクアシール200S
浸透性吸水防止材(溶剤タイプ)
打放しコンクリート、モルタル、ブロック等の吸水防止材です。
主成分にシラン系オリゴマーを使用しています。
20年以上の販売実績があります。
■施工方法
<事前確認>
1.新築か補修かによって、また基材の種類によって施工の工
程、数量や養生等に影響があるので十分に確認してくださ
い。(補修部位等、吸い込みの少ない場合は注意が必要)
2.アクアシール200Sを塗布した際、稀に風合い変色およ
び樹脂等のうきが発生することがあります。これを防ぐた
めの事前確認および塗布量決定のための試し塗りを必ず実
施してください。
<前処理>
3.塗布対象面は、汚れ、油分などを除去し、清浄かつ乾燥し
た状態 にして下さい。(含水率目安:ケット水分計
5%以下)
4.塗布対象面のクラック、ジャンカ、欠損等のある場合は、
色合いおよび吸い込みが同程度のモルタル補修材および
シーリング材等で補修し、乾燥・硬化した状態にして下さ
い。
5.溶剤の影響を受ける可能性のある周辺および非塗布面に対
しては必ず養生してください。
6.風向き、気温等の影響および塗装の方法により臭気が強く
感じられることがありますので臭気対策のための養生を行
って下さい。
<施工>
7.アクアシール200Sは希釈せずそのまま使用して下さ
い。
8.塗布方法は、原則としてローラー施工して下さい。
(スプレーで塗装される場合は、霧散しますので周辺の
養生はより確実に行って下さい。)
9.アクアシール200Sは乾燥すると塗布面と未塗布面との
区別がつきにくくなります。塗りもれのないようブロッ
ク毎等、中断することなく連続で塗布して下さい。
10.アクアシール200Sを塗布面にむらなく十分に浸透さ
せるためには、一度に厚塗りせず3回程度に塗り重ね、
所定の量を確実に塗布して下さい。(スプレーで塗装され
る場合は、霧散しますので2~4割程度多めの量を塗布し
て下さい。)アクアシール200Sは浸透型ですので追っか
け塗りが可能です。
11.アクアシール200Sの塗布面は20℃、6時間以上乾燥養生
して下さい。
<検査>
12.完了したアクアシール200Sの塗布面(20℃、48時間以
上の乾燥養生後)に水をかけ、撥水状態と30秒から1分
以内に水漏れが出ないことを確認して下さい。
13.塗布もれ箇所については、乾燥後に所定の量を再度塗布
して下さい。
■注意事項
・アクアシールは、コンクリート等の基材に含浸して撥水層
を形成し、性能を発揮する製品です。その含浸の程度は
基材、基材の表面状態により変化することがあります。
(補修部位等、吸込みの少ない場合は注意が必要)また
塗布した際、稀に風合変色することがあります。これらを
防ぎ機能を十分発揮させるため、事前の試し塗りによる
塗布量の決定と仕上がり、効果の確認を必ず実施して下
さい。
・引火性液体ですので、火気および高温物のあるところでは
使用しないで下さい。
・取り扱い中はできるだけ皮膚に触れないようにし、必要に
応じて有機ガス用防毒マスクまたは送気マスク、耐油性保
護手袋、保護眼鏡、前掛等を着用して下さい。塗装中、乾
燥中とも換気をよくし、蒸気を吸い込まないようにして下
さい。取り扱い作業場所には、局所排気装置を設けて下さ
い。
・希釈せずそのまま使用して下さい。
・気温5℃以下、風速5m/秒以上、降雨、降雪の場合の施
工は避けて下さい。また、施工中に降雨、降雪等にあった
場合は施工を中止し、シート養生をして塗装面を保護して
下さい。
・塗布対象面以外の箇所(植物、金属、ガラス、木材、
コーキング材等)は、養生等を施し、付着させないよう
にして下さい。
・ガラス面、金属面、プラスチック面等に付着したときは、
速やかに除去して下さい。(固着すると全く除去できな
くなる場合がありますので十分に注意して下さい。)
・塗布方法は、施工部位を考慮して適切なものを使用して
下さい。
・塗布機器、塗布器具等は使用後速やかにシンナー等で洗浄
して下さい。
・アクアシール200Sの塗布後6時間(20℃)は水がかからな
いように養生して下さい。(養生時間内に雨水等がかかる
と白亜化や性能不良を引き起こす原因となる場合がありま
すので十分に注意して下さい。)
・本品は、石油・シンナー臭がします。施工にあたっては作
業者に注意を促すとともに周辺環境にも留意して下さい。
特に近隣の居住者には施工の前に事前の説明および了承を
得るようにして下さい。