Cモルパウダー
欠損部補修・断面修復材
(ポリマーセメントモルタル)
Cモルポリマーは、断面補修材としての性能を得るための原料をプレミックスしており、専用の混和液を混入することで、高性能な断面補修用ポリマーセメントモルタルが得られます。また、吹付工法での施工が可能なため、上げ裏面にも容易に施工することができます。
■特長
・Cモルポリマーは、Cモルポリマー専用混和液を混入する
ことにより、ポリマーセメントモルタルとして使用でき
ます。
・曲げ強さ、圧縮強さ、接着強さなどの各種強度特性に
優れています。
・吹付け工法、こて塗り工法のどちらでも施工が可能です
■適用部位
コンクリート、モルタルの欠損部補修、断面修復
■適用下地
コンクリート、モルタル、PCパネル 等
■適用下地
陶磁器質タイル、石材、仕上塗材、Pタイル、塗床材
■荷姿
紛体 25kg袋
専用混和液 1kgアルミバッグ
■標準塗厚
こて塗り工法 5~10㎜
吹付け工法 5~30㎜
■標準施工面積
1.2㎡/袋(10㎜厚)
■練り上がり量
約12.5L/袋 1m3=80袋
■試験表
試験項目[単位] 試験結果 品質基準
曲げ強さ[N/m㎡] 7.9 6.0以上
圧縮強さ[N/m㎡] 62.3 20.0以上
接着強さ[N/m㎡] 2.8 1.0以上
接着耐久性[N/m㎡] 2.3 1.0以上
吸水量[g] 15.6 20.0以下
透水量[ml/hr] 0.3 0.5以下
長さ変化率[%] 0.07 0.15以下
■施工方法
1.下地処理・清掃
下地のぜい弱部分、劣化部分、レイタンスや汚れ等は
確実に除去し、健全な下地を露出させて水洗い等で丁寧
に清掃して下さい。平滑な下地は、接着性を確保する
ために、高圧洗浄やカップダンダー掛けなどで目荒しを
行って下さい。下地の清掃は、浮き・剥離の原因になり
ますので入念に行って下さい。
※鉄筋は発錆している場合はこれを除去し、防錆処理を
行って下さい。
2.吸水調整
ユニレックス3を水道水で3倍に希釈したものを施工面に
むらなく塗布して吸水調整を行って下さい。
3.材料の混練
Cモルポリマー1袋(25kg)に対し、Cモルポリマー専用
混和液(1kg)を1袋、水道水を約2.7L加えハンドミキサー
やモルタルミキサー等で十分に混練して下さい。
※加水後の材料は、夏期40分、冬期60分以内を目安に
使い切り、練り足し、加水しての練り戻しは行わない
で下さい。
4.塗付け
こて圧をかけて下地にすり込むように塗付けた後、所定
の厚さになるように塗り付けて下さい。標準塗厚を超え
る場合は数回に分けて塗り付けて下さい。その場合は、
次層を塗り付けるまでに夏期1日以上、冬期3日以上の
養生期間をとってください。
吹付け工法の場合は、全面に5㎜程度で吹付を行ない、
追いかけて所定の厚さになるように吹付けて下さい。
標準塗厚を超える場合は、数回に分けて吹付けて下さい
その場合は、次層を塗り付けるまでに夏期1日以上、
冬期3日以上の養生期間をとってください。
5.養生
施工面はシート養生を行って下さい。施工後に降雨雪の
おそれがある場合は、または通風や直射日光の影響が
ある場合は、これを避けるためにシート掛け等の養生を
行って下さい。
※養生中は、振動や衝撃を与えないように十分に気を
つけて下さい。
※次工程までの養生期間は7日以上として下さい。
■注意事項
・施工前に補修面を十分に水洗・清掃して下さい。
・気温が5℃以下及び5℃以下になると予想される場合は、
施工は行わないで下さい。
・直射日光・風雨時にはシート掛け等、十分な養生を行っ
て下さい。
・Cモルポリマーの保管は、湿気・通風を避ける場所にして
下さい。
・固まったものの使用は避けて下さい。
・Cモルポリマーには練水、専用混和液のほか、メーカーが
指定するもの以外は混入しないで下さい。
・Cモルポリマー硬化前の雨水等による濡れは、白華の原因
となりますので注意して下さい。
・Cモルポリマーの品質保持期間は製造後3ヶ月です。
■メーカーリンク
二瀬窯業株式会社