バリアフローSV{速硬タイプ}
セメント系セルフレベリング材(速硬タイプ)
バリアフローSVは、コンクリートスラブの上に流す流動性・平滑性に優れたセメント系の床材です。
■特徴
1.セルフレベリング
・施工面にスラリーを流しコテ・トンボ等でならす事によ
り平滑な床面が得られます。
・速硬タイプのため緊急工事に最適です。
・施工後5~6時間で軽歩行が可能です。
2.大面積でも短時間で施工が可能
・スラリー状で流すため、大面積でも短時間で施工できま
す。
3.優れた物性
・セメント系ですので耐衝撃性・硬度・耐久性に優れてい
ます。
4.モルタルミキサーでも混練りできます。
・ミキサーは、基本として特殊高速ミキサーをしようしま
すが、高速モルタルミキサーでも混練りできます。
■施工方法
1.レベル出し
・仕上げ面を表示するため、壁際に墨出し、大きい施工面
積の場合はあたりをつけて下さい。
2.下地処理
・下地表面の汚れ、レイタンス等を取り除いて下さい。施
工日の前日にアクリル系の樹脂を6倍希釈液を塗布し、
乾燥後同じく4倍希釈液を再度塗布し、塗り残しのない
ように、プライマー処理をし、塗布後は極力歩行を控え
てください。
3.混練り・流し込み
・配合表に従い3分間混練りし、練り上がった本品を、墨
出し、あたりに合うよう軽くコテ、トンボ等でならして
下さい。
・打設中は15分以上ポンプ停止は避けて下さい。
・コテ・トンボ等での調整は、流し込み後5分以内でなら
して下さい。
4.養生
・施工後は風、直射日光、雨にさらされない様に、出入り
口、窓等を閉め切って養生してください。
期間は、セメントモルタルと同じ位にして下さい。
5.その他
・もし、レイタンス、白華等が発生した場合には、硬化後
にポリッシャー等で研磨して下さい。
不陸やピンホールが発生した部分はうす塗り用補修材等
で補修して下さい。
■注意事項
・気温5℃以下となる恐れがある場合は、施工をしないで下
さい。
・塗り厚さ5mm以下の施工は避けて下さい。
・本品は、貼り物の下地材ですので、貼り物仕上げまでの養
生期間は、7日間以上とって下さい。
・他の材料は一切混入しないで下さい。
・勾配をとる床に使用できません。
・保管は湿気のない場所で、保管して下さい。
■用途
塩ビタイル・ゴムタイル・クッションフロアー・長尺シー
ト・カーペット・じゅうたん等の張り物仕上げの下地
ウレタン等の塗り床・樹脂モルタル
仕上げ材の下地
床の嵩上げ
■標準仕様
バリアフローSV 水量 施工面積(10㎜厚)
1袋(25kg) 6~6.5(L) 1.6㎡
■メーカーリンク
畑中産業株式会社