しっくい・コテ押え
健康志向の高まりとともにクロスや家具、壁材等の材質にホルムアルデヒドの発生しない商品が求められる今、「しっくいコテ押え」は厳選された消石灰、上質の粉角又と繊維・骨材を取り入れた環境に優しい壁材です。昔ながらの貝灰同様、調湿効果に優れているため、日本の高温多湿な気候・風土に適しています。
■施工方法
1.躯体確認
中塗り土に混入してある藁スサがさらしてあるものか否か
確認して下さい。(さらしていない藁スサを使用している
場合仕上材のしっくい壁表面に黄色のアクが発生する場合
があります。)
2.下地処理
補修が必要な場合は必ず補修を行って下さい。補修箇所が
完全に乾燥した後、補修箇所を含む全面にプライマー処理
を行って下さい。NICEラテックス#45(アクリル系樹脂)
の10倍液(樹脂1Lに対して清水9L)で薄め、噴霧器等で
2回~3回噴霧し更に3倍液(樹脂1Lに対し清水2L)に薄めた
樹脂液を噴霧して下さい。
3.しっくいコテ押え中塗り材混練り
中塗り材1袋/25kgに清水約7Lを入れ、ハンドミキサー等
でよく混練りし塗りやすい硬さに調整して下さい。
4.しっくいコテ押え中塗り材塗付け
しごき塗りを行い、次に所定の厚み約5mm厚程度まで塗
り付けて下さい。締まり具合を見計らってコテ波を取り
仕上げぐらいにしておいて下さい。
5.しっくいコテ押え混練り
しっくいコテ押え1袋/20kgに対し清水約16Lを混入し塗
りやすい硬さに調整しておいて下さい(尚、防水材として
菜種油等を混入される場合は、必ずしっくい専用オイルの
使用書を参考にされ混入して下さい。)
6.しっくいコテ押え塗付け
5.で作ったネタを中塗りが締まった状態の上へ一度、しご
き塗りを行い2㎜厚程度、塗り付けタイミングを見計らっ
てコテ波を取り最後の仕上げはプラスチック鏝で3回~4
回程度、押さえ仕上げを行って下さい。
※上記は下地が荒壁土及び中塗り土が完全乾燥している
場合、又は改修工事をされる場合の施工方法です。
そのほかの施工方法については施工マニュアルをご覧下さ
い。
■仕様
中塗り材 内外装仕上材
標準施工面積 約3.3㎡/5㎜厚 約25㎡/1㎜厚
練上げ量 約16L 約25L
標準調合 本品 1袋(25kg) 本品 1袋(20kg)
清水 約7L 清水 約16L
■注意事項
・現場で指定材料以外の物やほかの材料を混入しないで下
さい。
・練り混ぜた材料は、塗材に限り、夏期1時間、冬期2時間
以内に使いきって下さい。練り戻し、練り足しは避けて下
さい。
・本品使用時の施工は、気温が5℃~35℃の範囲内で行って
下さい。
・本品は消石灰同様、屋内で湿気の少ない場所に保管して下
さい。
・有効期間は製造日より6ヶ月間です。
(製造年月日は本品に刻印してあります。)
・本品は消石灰同様、アルカリ性を示します。誤って目に
入った場合は、直ちに清浄な水で洗浄し、必要に応じて専
門医の治療を受けて下さい。
・皮膚に付着すると肌荒れを起こすことがありますので、
直ちに水洗いして下さい。
■メーカーリンク
株式会社豊運