スタッコプライマ#3
EVA系吸水調整材・セメント混和用ポリマーディスパーション
スタッコプライマー#3は、エチレン酢酸ビニール合成高分
子エマルジョンを主成分とするセメントモルタル塗り用吸水
調整材です。
塗布工法では、スタッコプライマー#3の希釈液を下地に塗
布することにより、塗り継ぎモルタルの下地への急激な吸水
が調整され、モルタルの接着力を確保・安定させる事ができ
ます。
混入工法では、スタッコプライマー#3をライトセメント
シリーズ等のプレミックスモルタルや現場調合モルタルに
混入する事により、あらゆるモルタル性能を向上させ長期間
安定した接着力を保持します。
■特長
1.塗布することでセメントモルタルの塗り下地に対する吸込
みを調整して接着性を確保安定させます。
2.耐水性、耐アルカリ性に優れているので安定した性能を
長期間保持します。
3.セメントとの混和性に優れているので混入工法でも施工性
の良い樹脂セメントモルタルになります。
4.混入によりモルタルの物理的強度、化学的特性が向上しま
す。
5.ISO 9001認定工場で生産されています。
6.最低造膜温度が低いので四季を通じて安心して使用できま
す。
7.水系エマルジョンですから火気の心配がなく、人畜無害で
取扱いが簡単です。
■用途
・コンクリート壁面・床面、モルタル壁面・床面、PC板、
ALC板コンクリートブロック、木毛セメント板、押出し
成型、セメント板等にモルタルを塗り付ける場合の吸水
調整に塗布。
・プレミックスモルタルや現場調合セメントモルタルに混入
■荷姿
18kg缶(丸缶)
■下地の確認及び清掃
モルタルの接着を阻害するコンクリート躯体面等の脆弱
層・レイタンス・油脂分・汚れ等はワイヤーブラシ・サン
ダー掛け等で除去し、強靭な面を露出させて水洗い清掃
後、乾燥させて下さい。
■塗布工法
・標準配合及び施工面積
希釈率 5倍液・標準使用量 200g/㎡ 約450㎡/缶
※注意
・ALC下地の場合は、上記標準配合のスタッコプライマー
#3を前日1回、当日1回に分けて塗布して下さい。
(1缶/約230㎡)
・塗布
刷毛・スプレー・デッキブラシ等を用いて下地面にムラ
なく塗布して下さい。
※注意
・塗布後ほこり等が付着すると接着を阻害するのでなる
べく早くモルタル施工をして下さい。
(2時間から18時間以内の施工が最適です)
・床面に塗布したスタッコプライマー#3の液だまりは
デッキブラシ等で塗り広げるか、スポンジ等で取り除
いて下さい。
■混入工法
(プレミックスモルタルの場合)
プレミックスモルタルに対するスタッコプライマーの混入
量、加入量及び使用方法は、各袋製品の仕様書、注意事項
に従って施工してください。
※注意
・あらかじめ製品に適したスタッコプライマー#3の希釈
液をつくり、施工軟度に調整しながら混練りして下さい。
(現場調合モルタルの場合)
セメント・砂をあらかじめ空練りし、スタッコプライマー
#3の4倍希釈液で混練りして下さい。
■注意事項
(安全上の注意)
・取り扱う際は保護メガネ、保護手袋等の保護具を着用して
下さい。
・室内で施工する場合は換気を十分にして下さい。
・取扱い後は、顔、手、口等を洗浄して下さい。
・作業中、目に液が入ったときは、直ちに水洗いをして
すみやかに医師の診断を受けて下さい。
・皮膚に付着した場合は、付着物をふき取り、石けんでよく
洗い、かゆみや炎症等の症状のある場合はすみやかに医師
の診断を受けて下さい。
・飲み込んだ場合は、直ちに吐かせ医師の診断を受けて下さ
い。
・漏出した製品が河川、下水道へ流入すると環境を汚染する
恐れがありますので十分注意し、産業廃棄物として処理し
下さい。
(使用上の注意)
・使用する前に缶をよく振って混ぜて下さい。
・希釈用の水は水道水を使用して下さい。
・気温が3℃以下の場合は、作業を中止して下さい。
・施工後も凍結の恐れがある場合は、作業を中止するか、
保温等の適切な養生を行って下さい。
・直射日光の当たる所、通風の激しい場所での施工は、
シート等で養生を行って下さい。
・施工面以外は養生し、万一付着した時は、すぐに水洗い
して下さい。
(保管上の注意)
・使い残しは、必ず密栓をして保管して下さい。
・製品は、凍結・直射日光を避け、気温5℃以上、40℃以内
で保管して下さい。
・製品は、出荷日より6ヶ月以内に使用して下さい。
■メーカーリンク
菊水化学工業株式会社