マノール防凍剤SS
<完全無塩化タイプ>セメント耐寒防凍用
マノール防凍剤SSは、塩カル系と異なり、特殊亜硝酸化合物を主成分とし、塩化物を一切含有しない完全無塩化タイプで、モルタル・コンクリート中の鋼材表面に緻密な保護皮膜<不動態皮膜>を形成して防せい硬化を発揮する<腐食・サビ抑制型>完全無塩化耐寒防凍剤です。
■特長
・特殊亜硝酸化合物を主成分とし、塩化物を全く含有しない
完全無塩化なので、鉄材腐食の心配がありません。
・モルタル・コンクリート中の鋼材表面に不動態皮膜を形成
し、腐食を抑制、防せい作用を有します。
・氷点降下作用によって練り水を不凍性にし、凍害を防止し
ます。
・セメントの貸す分解を促進し、凝結効果を速め、モルタル
・コンクリートの初期強度を高めます。
・厳寒時でも、一日中施工が可能で、工事効率を高めます。
■性状・荷姿
主成分…亜硝酸化合物 外観…淡黄色液体 比重…1.21
荷姿…18kg石油缶
■使用方法
・使用量は、モルタル・コンクリートの硬化するまでの予想
最低温度によって、セメント重量の3~6%の範囲で決め
て下さい。
・セメントの加水分解生成物と反応する性質ですから十分
に攪拌して下さい。また練り置きは、避けて下さい。
・北面、南面壁等施工箇所によって使用量を調整して下さ
い。
・防凍剤SSは、単位水量の一部となりますので使用量に応
じて練り水を補正して下さい。
・コンクリート打設時の温度は、およそ10℃~20℃として
下さい。
・養生シートを用いてコンクリート打ち込み温度10℃~
0℃に冷えるまでの時間(前養生)を10時間以上確保して
下さい。
※酸性物質またはロダン酸化化合物を含む混和剤との併用
は避けて下さい。
■温度差による使用量
(硬化するまでの最低温度を予想して決めて下さい。)
予想 セメント重量に セメント1袋 防凍剤SSの使用量
最低 対する 当り モルタル・コンクリート
温度 添加率 (25kg) 1m3当り
0℃ 3% 0.75kg モルタル1m3 15kg
(セメント500kg)
0.75kg 生コン1m3 9kg
(セメント300kg)
-5℃ 4% 1kg モルタル1m3 20kg
(セメント500kg)
1kg 生コン 12kg
(セメント300kg)
-10℃ 6% 1.5kg モルタル1m3 30kg
(セメント500kg)
1.5kg 生コン 18kg
(セメント300kg)
■18kg缶の施工量
予想 セメント モルタル(1:3) コンクリート
最低温度 袋数 10m/m厚 (セメント300kg)
0℃ 24袋 125㎡ 2㎡
-5℃ 18袋 95㎡ 1.5㎡
-10℃ 12袋 63㎡ 1㎡
■PL法に基づく記載
(用途)
・セメント混和材
・セメント関連以外には、絶対使用しないで下さい。
(警告)
・飲まないで下さい。
飲み込むと、吐き気、失神、昏睡状態または、中毒死す
ることがあります。
・酸性物資またはロダン化合物を含む混和剤と併用すると、
有毒ガスを発生する恐れがあります。
・他容器(ジュース・コーラ等の缶、ビン類)に移し変えない
で下さい。(移し変えると、誤飲することがあります。)
・取扱う際は皮膚に触れないようにして下さい。
(取扱上の注意事項)
・酸性物質(塩酸など)とは、絶対に混合しないで下さい。
・取扱い時には保護具(保護マスク、メガネ、ゴム手袋等)
を使用して下さい。
・子供の手の届かない所に置いて下さい。
・使用する際は、標準使用量を厳守して下さい。
(応急処置)
・目に入った場合は、清浄な水で15分間洗浄し、医師の診
断を受けて下さい。
・皮膚に触れた場合は、大量の流水にて洗浄して下さい。
・飲み込んだ場合は、直ちに医師の診断を受けて下さい。
(保管方法)
・他の容器に小分けして保管しないで下さい。
・直射日光を避けて、保管して下さい。
(廃棄上の注意)
・都道府県知事許可を受けた産業廃棄物処理評者に委託す
る。
■メーカーリンク
株式会社マノール