ハイモル補修用
左官用軽量モルタル
土木、建築分野で広く活躍しているハイモル補修用は、既調合モルタルのパイオニアである昭和電工が開発した左官用軽量モルタルです。
ポルトランドセメントに焼成軽量骨材、繊維、混和材等を配合し、優れた性能を発揮します。
■特長
・現場配合する必要がありません。
工場で生産された既調合品なので、品質が安定し、現場で
の配合管理の手間がはぶけます。
・軽さが作業を楽にします。
砂モルタルに比べ軽量になっています。下地への負担が少
なく、運搬や塗り作業も楽に行えます。
・クラックの発生が少なくなります。
収縮を可能な限り抑えていますので、砂モルタルに比べク
ラックの発生が少なくなります。
■用途
PC躯体の補修(目違い・ピンホール等)及びその他コン
クリート二次製品等の補修(RC躯体)
○壁・天井・梁・柱面への薄塗り(床面を除く)
○直仕上げ以外の床面補修
■標準仕様
塗厚 1~5mm
塗り面積 11㎡/袋(25kg) (塗厚2㎜の場合)
練り上がり量 22L袋
■施工方法
1.下地処理
・下地面の突起物、レイタンス、硬化不良部分、塵埃、油
分、汚れなどは、ブラシ、サンダー等で適切に処理して
下さい。
・下地のクラックや著しい欠損や不陸がある場合は、塗り付
け前に処理して下さい。
・塗りつけ箇所は十分な水湿しを行うか、シーラー処理を必
ず行って下さい。
※シーラー処理とはモルタル塗り付け前に、下地表面にハ
イモルエマルジョンの3~5倍希釈液を刷毛等で塗り付
け、下地の吸水を調整する作業をいいます。
2.混練
ハイモル補修用 水 ハイモルエマルジョン
又はベタルス
1 袋 + 10~12L + 1~2kg
・モルタルミキサー、ハンドミキサーにてよく混練して下
さい。(可使時間は約1時間です)
※ハイモルエマルジョン又はペタルスを必ず混入して
下さい
3.塗り付け
・水湿しあるいはシーラー処理を施した下地表面が半乾き状
態時に金鏝にて、まずコンクリート躯体に押さえつける
ように塗り、その後所定の厚みまで塗り付け、平滑に仕
上げてください。
※1回のコテ作業での塗厚は2mm以下とし、厚塗りの
場合は2~3回に分けて施工してください。
4.養生
仕上げ施工までの養生期間は10日(冬期14日)以上とし
てください。また通風や日射による早期乾燥を防止するた
め、必要に応じてシート養生、散水養生を行って下さい。
■注意事項
(施工上の注意)
・気温が5℃以下の時は施工を中止するか、適切な保温、採
暖を行って下さい。
・施工中及び施工後、硬化前に降雨、降雪の恐れのある場合
は施工を中止してください。
・現場にて砂、セメント等を追加混入することは絶対に避け
て下さい。
・セメント製品に特有の現象である白華(エフロ)が発生す
ることがありますが、品質に異常ありません。
(使用上の注意)
・取扱い時は必ず保護具(保護手袋・保護眼鏡・マスク等)
を着用して下さい。
・取扱いは換気の良い場所にて行って下さい。
・取扱い後はうがい及び手洗いを十分に行って下さい。
・取扱い後の器具類は早めに水荒いしてください。
(応急処置)
・目に入った場合:直ちに多量の水で15分以上洗顔し、医
師の診断を受けて下さい。
・皮膚に付着した場合:直ちに水で良く洗い流し、必要に応
じて医師の診断を受けて下さい。
・誤飲した場合:大量の水を飲ませ吐かせた後、直ちに医師
の診断を受けて下さい。
(保管上の注意)
・雨露のかからない湿気の少ないところに保管し、地面に直
接放置しないで下さい。
・購入された材料は3ヶ月以内に使用しきって下さい。
(輸送上の注意)
・袋を損傷による内容物の漏れが無い事を確認して下さい。
・転倒、落下、損傷が無いように積み込み、荷崩れの防止を
確実に行って下さい。
(廃棄上の注意)
・都道府県条例に基づき処理するか許可を受けた産業廃棄物
処理業者に処理を委託して下さい。
(漏出時の注意)
・飛散したものは掃除機で吸い取るか、スコップ、ほうき等
で集め、袋などに回収して下さい。
・排水は中和、希釈処理などにより、河川等に直接流出しな
いように対策をとって下さい。